もし、このような悩みをお持ちならば、これからお話するハイパーサーミアを利用した、やさしい“がん”治療は、新しい治療法のひとつとして、あなたのお役に立てるかもしれません。
がん治療は当事者本人だけの問題ではなく、家族全員に影響を与える重要な問題です。私たちは家族全員がこの困難な時期を乗り越えるために、必要な支援と情報を提供することを目指しています。
この情報が少しでも役立つと感じましたら、ぜひこの記事のリンクをSNSなどでご紹介して頂けたら幸いです。
申し遅れました…
相武台脳神経外科 院長の加藤と申します。
当サイトをご訪問頂きありがとうございます。 少し長い記事となってしまいましたが、これだけは覚えておいて欲しいことがあります。
それは、“出来ることは何でもする”という心構えを持つことです。
患者様・ご家族様にとって生き残ることが全て。
身体的・金銭的リスクが少ないのであれば、様々な治療を取り入れていくべきと考えております。
当院で『ハイパーサーミア』を導入したのも、患者様の身体的リスクも少なく、健康保険適応といった金銭的リスクも少ないため。
なにより、他の外科治療や抗がん剤治療、放射線治療と同時に治療ができる複合治療が可能だといことが大きいです。
しかし、ハイパーサーミアが医学的に効果があるとされていても、かなり高額な治療機器になあるため、一般的な病院で導入されているところが少なく、あまり浸透していないのが現状です。
保険が適用される治療にもかかわらず、必要な方に情報が届いていない。 そんな思いもあり、このページを公開しました。
正しい情報が多くの方に広まり、がん治療に取り組む患者様の支えになればと考えております。
少し長い記事になりますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
『ハイパーサーミア』と聞いても、ほとんどの方が聞いたことのない言葉かと思います。
それもそのはず。
すでにお話をしたとおり、高額医療機器になるため、一般的な病院で導入されているところがほとんどありません。
しかし、当医院で導入をしたのは、患者様の負担が少ないにもかかわらず、効果があるということを実感したためです。
なにより、すでに行っている治療の邪魔をせず、生体の免疫機能を高めるハイパーサーミア治療をプラスすることで、現在の治療効果をある程度増強させ、抗がん剤治療や放射線治療などの副作用を軽減させることにもつながると手ごたえを感じています。
逆に、悪性腫瘍の患者様において 「ハイパーサーミア治療をしない理由」が思いつきません。
では、なぜハイパーサーミアが効果的なのか?
そこには、がん細胞の特徴が大きく関係をしています。
一般的な正常な細胞と異なり、がん細胞が熱に弱いということはご存知でしょうか?
正常な細胞の場合、熱を加えると血流によって放熱が行われますが、がん細胞の場合は血流が増えず、放熱することが出来ないため、がん細胞が死滅へと向かいます。
温度帯で言うと約41.5~44℃で死滅するとされています。
それならば、熱いお風呂の入浴やサウナに入ることで、がん細胞は死滅するのでは?と思われますが、実際に身体の深部を効果的に温めることは難しいです。
ましてや、がん細胞の箇所をピンポイントで死滅させることは不可能に近いです。
そこで登場したのが温熱療法のハイパーサーミアになります。
ハイパーサーミアは電磁波を利用することで、患者様の体表を冷やしながら体内のがん細胞の温度を42度~44度に上げ、がん細胞の死滅効果を狙います。
体表に関しては40度~42度になるため、治療中に皮膚がピリピリとした熱さを感じることがありますが、体表を冷やすことで管理されます。
また、皮膚の下に脂肪が多いと、脂肪変性という症状が生じる可能性もありますが、通常は一週間程度で痛みは消えます。
あとは、身体を熱するので脱水症状にならないよう、治療前と治療後にしっかりと水分補給を行うぐらいで、心配される副作用はほとんどないといえます。
イメージするならば、温泉につかるときの副作用ほどです。
もちろん、治療前にしっかりとカウンセリングを行っておりますのでご安心ください。
当医院がハイパーサーミアを勧める一番の理由が、患者様の負担が少なく、他のがん治療との複合治療が可能だということが挙げられます。
放射線治療や化学治療(抗がん剤治療)、手術などの外科治療を行っている・継続している方でも、すでにお話をしたとおりハイパーサーミアが温泉入浴程度の副作用しかないため、他の治療を妨げることなく複合治療が可能です。
特に、放射線治療や化学治療に関しては、効果が向上し、これらの治療の副作用を軽減することが可能になることが記されています。
ハイパーサーミア学会 長谷川武夫先生より引用
また、患者様にとって大きなメリットとなるのが、ハイパーサーミアが保険適用が可能ということも挙げられます。
1990年より30年以上に渡りハイパーサーミアは保険適用がされており、当医院で導入しているハイパーサーミアも、もちろん保険適用が可能です。
本当に効果があるのか確認をする意味でも、お試しで利用してみることをお勧めしています。
ただし、温泉並みの副作用しかない、がん治療としては万能型のハイパーサーミアでも一部治療が難しいガンもございます。
それは、血液内の白血球に異常がみられる『白血病』、そして『脳腫瘍』などの頭蓋骨内にある、がんに関しては、温熱療法が難しいため現在のハイパーサーミアでの治療が不可能となっております。
ご了承くださいませ。
それ以外のがん治療に関しては、ほぼ全て治療可能ですが、念のため一度、当医院にご相談いただければと思います。
よくいただく質問をまとめました。 下記以外にもご不安もあるかと思いますので、遠慮なくご相談くださいませ。
週に1回くらいが目安となります。患者様の体調や他の治療のスケジュールもあるかと思いますので、ご自身のペースに合わせていただいてもかまいません。
ハイパーサーミア学会では1クールを2ヶ月と定めていますが、1クールの期間やその中での治療回数は各施設によって異なります。
当院では1クールを2ヶ月間で8回までを保険での対応としています。(令和5年10月時点で最大3クールまで可能)
固形腫瘍が確認できない場合(画像検査では写らないが、目に見えない小さいものがあるだろうと医師から説明されているなど)や、目・脳・血液のがんは保険適応外となります。
治療開始前に画像検査(かかりつけ医で行ったものCT・MRI・エコーなど)を確認します。
各クールの移行時期には画像や腫瘍マーカーなどのデータ持参をお願いしています。
起こりうる副作用として下記副作用が確認されています。
❶治療中の皮膚のピリピリ感や熱さ
❷やけど(水泡形成・脂肪塊形成・筋肉痛など)
❸湯あたりのような疲労感
❹低血圧
❺脱水症状
❶❷は治療中に起こる可能性がございます。痛みなどを感じましたら担当者へ申し出ていただければ、調整可能ですのでご安心ください。
❸❹❺は治療後に出現する可能性がございます。いずれも一時的なもので、基本的には残ることはありません。早期改善のためにも体調管理に努めていただければと思います。
電磁波にもいろいろ種類がございます。ハイパーサーミアは8MHzのラジオ波と呼ばれる波長の電磁波が用いられています。
人体への害を及ぼす報告はありませんので、ご安心ください。
また、蓄積性のあるものでもないため、何回受けても大丈夫です。
一般の脳外科治療との混同を防ぐため「ハイパーサーミア治療」とお伝えください。専門の看護師が簡単な事前情報をヒヤリングし、初回相談受信のご予約をします。
持参いただいた検査データと患者様ご本人の全身状態を診察で確認し、当院でのハイパーサーミア治療が可能か判断いたします。可能な場合、治療開始の希望日をお伺いします。
治療中の不具合などは、随時お伝えください。一緒に協力してより良い治療していきましょう!
不安なことや相談したいことなどございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
当医院では、緊急性を要する外科治療や抗がん剤治療はもとより、がん再発防止や副作用などの身体の負担を減らすための生活改善の見直しなども推奨しております。
患者様やご家族様にとって、生き抜くことが全て。
身体的・金銭的にリスクの少ない治療であれば、出来ることは何でもやるべきです。
しかし、一部の専門医の方たちは、統計上の治療データに盲目になるあまり、データ以外の治療法や、データを狂わすことにつながる治療法に及び腰です。
そのため、命を落とす必要のなかった患者様も少なくありません。
データに基づいた治療。 それはもちろん大事ですが、人の身体はそれぞれ構造が異なるため、100人いれば100通りの治療が必用で、統計では表しきれない部分も多く存在します。
主治医を信頼することは大事ですが、現代の医療界では主治医の意見だけでなく、多角的な視点から最善の治療法を見つけることが、多くの患者様の命を救う手助けとなります。
ここまでお読み頂けたのであれば、ハイパーサーミア治療が、健康保険の適応による金銭面での負担の少なさや、副作用リスクがほとんどないということからも、試す価値があるとおわかり頂けたかと思います。
なにより、その効果を実証されているという点からも、一人の医者の盲目的な判断だけでなく、多くの可能性ある決断を、手遅れになる前に早急にするべきです。
私たちのクリニックでは、患者様の治療選択肢を広げるお手伝いをしています。
今の治療に満足をしていない、または新しい治療法に対する知識を深めたいと考えている方は、ぜひ私たちにご相談ください。
新しい可能性を共に探求し、あなたの治療をサポートすることをお約束致します。
医者のための治療ではなく、あなたの命と家族のための決断をしてください。